2019年9月25日 発行147号
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ICAS通信
2019年10月号

「秋の味覚」

いよいよ、2019年度下半期がスタートします。と同時に季節は秋の訪れとなります。
秋といえば「実りの秋」「食欲の秋」「読書の秋」と様々な楽しみ方がありますね。特に、美味しい野菜や果物の秋の味覚に巡り合うと、暑さのせいで夏バテした体力、食欲は一気に回復に向かいます。南瓜、きのこ、柿、ぶどう、梨、栗と枚挙にいとまがありません。

秋の味覚の訪れで素晴らしい時節を迎えましたが、世界の社会、政治状況は将来不安が増幅しているように感じます。
このような状況下、イカスでは「投資にどう向き合えば良いのか」を皆さんと共に考えていきたいと思っております。投資クラブや投資勉強会を是非有効活用いただくことをお勧めします。

イカスでは投資クラブ、投資勉強会の他、企業見学会、シネマ倶楽部、カラオケ倶楽部、ゴルフ倶楽部など、幅広いコミュニティーの組成にも力を注いでおります。ご参加をお待ちしております。(画像は10月の花「ガーベラ」)

 

目 次

  1. 勝池レポート      「投資と資産運動の時代」
  2. 株式展望と映画サロン  株式展望「米中貿易戦争・消費税増税の影響」
    映画サロン「引っ越し大名」
  3. 株式投資力クイズ問題  株式投資力クイズ問題
    クイズの答え
  4. イカスからのお知らせ  イカスからのお知らせ

1.勝池レポート(新連載)

「投資と資産 運動 ・・ の時代」

アジア資産運動(・・)アドバイザー 勝池和夫

「貯蓄から投資へ」のシフトはなかなか進んでいないようです。
2つの間に乗り越えなければならない高いハードルが特に意識面であるそうですが、それは投資を株式などの有価証券投資に限定して捉えているためだと思います。
私は、人生で経験する主要な投資を以下の3つのセットで考えています。

投資の3種類
種類 目的 期間 地域・分野 リスク
教育投資 人間を育てる 長期 日本・海外 あり
設備投資 会社を育てる 長期 日本・海外 あり
証券投資 お金を育てる 長期 日本・海外 あり

投資を、「育てるためのもの」という観点から3種類で考えますと、殆どの人は既に何かの投資を経験している筈です。
投資は、子供(もしくは自分)の教育でも、会社の設備でも、家計が保有する有価証券でも長期が基本であり、且つ海外も含めて適度に分散されていることが望ましいと思います。

一方で、教育方針を間違えたとか、設備投資に失敗して赤字を出したなどのリスクを伴います。リスクは証券投資に限ったものではありません。また、それらの投資の成果は、成績表、決算書、また投資信託ですと運用報告書などに定期的に表れるので、スピードラーニングやトレーディングのように短期で求めるものでもありません。

人生100年時代には、3番目のお金を育てるための投資が益々重要になってくるでしょう。それには、それまでの2つの投資で身についた知識や経験が活かされる筈です。

「貯蓄から資産運用へ」も抵抗があるキャッチフレーズです。
「運用」という響きは素人には手が出しにくいイメージですし、少し柔らかく「資産形成」に変えても、近寄り難いのは一緒です。私は、この資産運用を資産運動と身近に捉えなおし、人生100年時代をより健康で過ごすための運動の3セットの1つとして投資家にアドバイスしています。つまり、「頭の運動」「体の運動」「お金の運動」です。

「運動」という響きは健康に良いイメージですよね。ですので、クイズなどの「脳トレ」やスクワットなどの「筋トレ」は、多くの方が頭と体の運動として日常的に生活の中に取り入れています。ところが、お金のことになると、殆ど金利が付かない口座に引きこもっている運動不足の状態です。大変健康に良くありません。「運動」は英語で ”Exercise” と言います。元々の意味は「家畜を小屋から外に出して働かせる」という意味です。
我々は、今こそ「貯蓄を外に出して働かせる」資産運動の時代に入っています。

【編集部より】当コラム「勝池レポート」は、「鎌田留吉レポート」に代わって、中国株投信の運用、東南アジア株投信の企画、インド株投信の販促などで25年以上のアジア経験を有する、勝池和夫氏による新シリーズです。

2. 株式展望と映画サロン

ムッシュ 望 月

株式展望「米中貿易戦争・消費税増税の影響」

この原稿を書いているのは9月18日です。久しぶりに見るスピードの速い上昇です。
東京市場は8月26日の安値20,173円を底値に上昇に転じました。第4次関税の一部品目の先送り、米経済の減速による9月FOMCによる金利引き下げが大きな要因です。8月26日当時は20,000円割れから19,000円をうかがう動きというのが専門家のコメントでした。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月

ただテクニカル面を見ると、過去にないほど売り残が増加していました。9月13日の金曜日がメジャーSQ(オプション・先物の決済)に当たり、上昇が始まると、買い戻しの動きが一気に進み9月3日から17日まで10連騰を達成し、その間の上昇幅は1,381円でした。史上6番目の上昇幅となります。

国内的には消費税増税前で景気の後退を意識する動きでしたが、市場の評価は第4次安倍改造内閣への評価でもありました。過熱感を見る指標の騰落レシオ(25日)は124.5%と2019年2月5日の133.06%以来の高水準です。まだ高水準の売り残を抱えた状態だけに下落を心配する以上に何処で買い戻すかが重要なポイントとなり、月末まで緩やかに上昇する動きとなりそうです。

半導体や割安株の修正、その後に再度好業績の内需株に向かう、またはインフラ投資としてのIRを政府が推進するかにあります。ただ大夫被害の普及が急がれる中での景気対策のアナウンスは少し遅れ気味となるかもしれませんが、意外に底堅い展開と言えそうです。

映画サロン「引っ越し大名」

私は前月に13本の映画を観ました。通算で77本となりました。

この期間中で見た映画の私のランキングです。
1位はライオン・キング、2位はあなたの名前を呼べたなら、3位はよこがお、4位は世界の涯ての鼓、5位はピータールー マンチェスターの悲劇、6位は天気の子、7位はアルキメデスの大戦、8位はカーライル ニューヨークが恋したホテル、9位はロケットマンです。
午前10時の映画祭では、「ニュー・シネマ・パラダイス」「愛と青春の旅だち」を楽しみました。無声映画では、三大喜劇王の作品「猛進ロイド (Girl Shy) 」に感激しました。ピアノの演奏で進行していくドラマで上手くマッチしています。

10月23日(水)江東区文化センターで「笑う男(1928年)、10月30日(水)第一生命ホールで「オペラ座の怪人」が上映されます。最近の上映作品では「引っ越し大名」がお勧めです。

徳川五代将軍の時代、姫路藩主の松平直矩は幕府から豊後国日田藩への国替えを命ぜられます。国替えは参勤交代以上に費用が掛かる一大事業です。その引っ越し業務の後任に選ばれた片桐春之助は、人と接するのが苦手な書庫番でした。周囲からは本ばかり読んでいるので「かたつむり」とあだ名をつけられていました。知識が豊富との期待からの任命でしたが、何から手を付けて良いか分からず、前任の引っ越し奉行の娘・於蘭の助けを受け、国替えの準備を進め、巧妙な手さばき(戦術)でこの一大事業をやり遂げます。

現在のサラリーマン社会でも通じるアイデア満載の痛快時代劇です。原作は土橋章宏「引っ越し大名三千里」です。

3.株式投資力クイズ問題答えは最下段にあります)

最近の政治経済情勢からの出題です。

1:東南アジアの国で2024年に首都移転する国を1つ選んでください

  1. ミヤンマー
  2. フィリピン
  3. タイ
  4. インドネシア

2:消費税に関する記述で間違いを1つ選んでください

  1. ホテルの客室ミニバーでジュースを飲むと消費8%
  2. ホテル内のレストランでジュースを飲むと消費税は10%
  3. 栄養ドリンク「ヘパリーゼ」シリーズの消費税は一律10%
  4. カシオ計算機の4~8月のレジ販売は前年同期比で2倍以上

3:新興国アルゼンチンでの通貨安が目立ちます。間違いのある記述を1つ選んでください

  1. 19年8月28日アルゼンチンは債務返済の猶予申請や外貨導入を制限する資本規制に踏み切りました
  2. S&Pはアルゼンチン国債の格付けが一時的にデフォルトを意味する「D」下げになりました
  3. 外貨準備は8月末で約541億ドルと1ヵ月で約2割減りました
  4. アルゼンチンは5回目のデフォルト(債務不履行)懸念が高まっています

4:アジアの主要都市と国際線の旅行客数についての記述で間違いを1つ選んでください

  1. 香港はアジア最大で 7200万人
  2. 日本(東京+成田)で 6500万人
  3. ソウルが 6600万人
  4. シンガポールが 6200万人

5:景気の後退期についての記述で間違いを1つ選んでください

  1. 前回の景気サイクルでは、耐久消費財向けの雇用は景気後退が始まると同時にピークに達しました
  2. 大半の景気後退はFRB(米連邦準備委員会)がインフレの行き過ぎを避ける為に利上げをした後に起きます
  3. 米国の住宅投資は、08年の金融危機が始まる2年前から減少に転じました
  4. この数十年、人材派遣業は景気後退が始まる1年までがピークでした

お知らせ

10月のイベント:

  • 株式投資塾(昼間編):10月08日(火)16時~イカス事務所
  • 株式投資塾(夜間編):10月15日(火)18時半~イカス事務所
  • シネマ倶楽部    :10月23日(水)15時~日比谷映画館&懇親会
  • カラオケ倶楽部   :10月25日(金)18時半~西新橋「倶楽部エル」

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【活かす通信】

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メール:staff@toushi−club.com 

電話:03-3432-5859 FAX:03-3432-5869

発行責任者:林 孝 男

【株式投資力クイズの答え】

1:D(インドネシア)
2:C(「栄養ドリンクペパリーゼ」は成分により医薬品は10%となります)
3:D(9回目のデフォルトの可能性があります)
4:B(現在は5000万人で、今回の増枠により6000万人に)
5:A(景気後退が始まる1年半前にピークに達しました)