2018年9月20日発行
(バックナンバーはこちら

ICAS通信 135号

「災害列島・日本 !! 」

地震あり、豪雨あり、台風あり、と未曾有の災害に直面する日本。今まで、想像もしなかった自然現象の脅威に衝撃を受けるこのころです。

更には、米国トランプ政権誕生以降、今までの常識でははかれない社会現象もたて続けに起こっております。

世界的に将来に対する不安感のようなものが増幅してきているように見えます。これらを反映してか、株式市場も投資環境が読み難く冴えないボックス状態が続いております。当面は無理をしない対応が求められそうです。

イカスでは投資クラブの開催のほか、交流会、企業見学会、シネマ倶楽部、カラオケ倶楽部、ゴルフ倶楽部など、幅広いコミュニティーの組成にも力を注いでおります。 皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

目 次

  1. 鎌田留吉レポート
    『リーマン・ショック10年』
  2. 今月の推薦映画
    『SUNNY(サニー)強い気持ち・強い愛』
  3. 株式投資力クイズ問題
    株式投資力クイズ問題
  4. イカスからのお知らせ
    イカスからのお知らせ

1. 鎌田留吉レポート

『リーマン・ショック10年』

千葉の県人 鎌田 留吉

9月15日といえば昔は敬老の日であったが、今やリーマン・ショック10年と数えられるようになった。その日に向かって各メデイアで、当時枢要な地位にあった人々へのインタビュー記事がみられた。数あるその中で私はブルンバーグの9月13日に掲載されたバーナンキ元FRB議長の記事が印象に残った。

彼は「危機がどれほど広範囲で破壊的なものであるか誰も予想しなかった」と言い、その後のリセッション(景気後退)が深刻化した要因として、08年のリーマン経営破綻で金融システムを飲み込んだパニック(=電子上の取り付け騒ぎ)を取り上げている。そして将来的には「経済モデルや予測に信用市場の要素を一段と緻密に盛り込むこと」を求めている。

かねてから私は、メガバンク等が主催する「経済予測」の講演会に出席する度に「隔靴搔痒感」を覚えるのが常であった。何故ならエコノミスト達は、過去の、次のような数字を挙げて考察する。GDP、消費者物価指数、インフレ率、雇用統計、失業率、経常収支、家計・企業景気動向等及びそれらの変化率。しかし、長年市場に携わっている人間からすると、ジョージ・ソロス氏(写真下)のいう「再帰性」=「市場参加者の世界理解(株価や債券価格となって現れる)と世界の現実的なありよう(実体経済)が双方向的に干渉しあうこと」こそが経済全体の真の姿だと考えているからである。

米国企業の2008年におけるBBB債(投資適格債、BBからは投資不適格債=ジャンクボンド)は約7000億ドルであったものが、今やそれが4.2倍の3兆ドルにも膨らんでいる。これは有り余る金に対して貸付の優良物件が少ないためBBBでも貸してもよいという投資主体が増えた為である。しかし、BBB債は一朝ことあれば容易にBB債に転落する。その時、機関投資家の多くは自動的に投資対象から外し、売却せざるをえなくなる。

信用市場における投資対象の格付けの変化と、その累積額の推移、そして市場の変化による格付けの低下と強制売却を考慮しつつ経済予測を立てること。現代の「金融恐慌」は実体経済が先に悪くなって起こるものではなく、金融市場におけるショックにより、実体経済から資金が次次に流失することにより起こるものである。

ここ数年、日本のメガバンクは新興国への貸し出しを累積させてきた。しかし、ここにきての新興国の株価暴落と債券の暴落により、恐らく膨大な含み損を抱えることになっていることであろう。その影響は近い内に国内における中小企業への融資引き締めとなって現れるに違いない。

2018.9.18 記

2. 今月の推薦映画

『SUNNY(サニー)強い気持ち・強い愛』

イカス専務理事 望月純夫

SUNNY(サニー)強い気持ち・強い愛」は、2011年に韓国で公開され観客動員数745万人の大ヒットを記録した「SUNNY(サニー)永遠の仲間たち」を大根仁監督が日本版にリメークした作品です。大根仁監督作品には、「モテキ」「バクマン」「ハロー張りネズミ」などがあります。

あらすじは、1990年代に青春を謳歌した元の仲良しグループ「サニー」が再び結集し、青春を取り戻すというものです。

主人公・奈美役で篠原涼子が主演を務め、高校生時代の奈美役で広瀬すずが出演しています。奈美は夫と娘の3人で平凡な生活を送り、特に不満はないものの、どこか物足りなさを感じて日々を過ごしていました。しかし、高校時代のある事件を契機に音信不通となりました。そんなある日、元サニーのリーダー芹香と再会、芹香は末期がんに侵され、余命1ヵ月を宣告された状態でした。芹香の願い「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」を叶えるためにサニー再結集に向けて奔走し始めます。

主役の篠原涼子は、1995年にリリースした「恋しさとせつなさと心強さ」で大ヒット、1990年代にブレークした歌手で、当時に青春を謳歌した一人です。
清純派の広瀬すずは、当時の流行のコギャルファッションで奈美を演じ、ミニスカ・ルーズソックス、当時の女子高校生スタイルで登場します。


youtu.be/xEQ-JdiHdbc

90年代のヒット曲が随所に流れ、当時を思い出せせます。この作品のプロデューサーは川村元気で、「モテキ」「バクマン」に続く3度目の大根仁監督とのタッグとなります。

韓国版の特徴は、1970〜1980年代を代表するポップスを起用で、日本リメーク版は、J-POPを起用し、社会現象となったコギャルファッションを取り入れています。

サニーのメンバーも豪華で、リーダーで闘病中の芹香は板谷由香、豊胸セレブ妻の裕子役に小池栄子、生活苦で風俗勤めの心役をともさかりえ、営業が超低迷中の梅役の渡辺直美が強めています。今作品でも、大根仁監督は、女性たちの魅力を上手に引き出しています。

3.株式投資力クイズ問題

9月投資力アップ問題は心理作戦について述べます。 株式投資の目的は、社会貢献とか投資を通じて経済を知る、株主優待を楽しむ、でも究極は儲けることです。この為には、相場の心理を知って行動することです。相場の神様と言われた石井独眼流れは、「株式投資で成功した人は、偉大な心理学者でもある」といっています。下記の文章を通じて、相場の世界で必要な心理を学びましょう。(今回は、答えはありません)

  1. 投資をした時に、誰でも経験する感情には、
    1.売った後に株価が上昇し、喜びが縮小
    2.損切した直後から、株価が上昇し、口惜しさは倍増
    3.良いところで買えた、その後下がると、もう少し待てば良かった
    4.損切した後、株価が予想通り下落、変な自慢
    があります。でも、成功した投資家には共通した投資態度や言動があり、投資の上手い人は、株を手仕舞った後の株価には、まったくと言って良いほど関心をしましません。売った後に多少の株高になれば、「自分の株を引き継いでくれた人にも、チャンスがあって良かった」と思える雅量が、次の収穫につながります。

  2. 株価が上昇すると、誰でもうれしくなります。この喜びを友人知人に聞いてもらいたい、自慢話を聞いてもらいたい気分を誰でも経験します。
    1. 相場格言「評価益を飲むな」「勝利を得るまで凱歌を奏してはならない」
    2. 評価益は、財布のひもを緩めさせる 
    3. 下げ相場の特徴は、大多数の人が置いてきぼりをくう
    4.下げ相場の特徴は、わずかの売り物で値を消していく
    下げ過程では、戻り売りを期待する人が増え、高値覚えが災いし、評価益が消え、評価減になるまで引きずり、一転して塩漬け(長期投資)になることが多いようです。長期上昇相場の後ほど、気をつけたいものですね。宴の後の半導体相場は要注意です。村田製作所と新日鉄は逆相関、つまり村田製作所がピークを形成すると、新日鉄はボトムを形成します。

今回は、答えはありません。

お知らせ

今後のイベント:

  • シネマ倶楽部:9月26日(水)15時〜「ボルグマッケンロー」
  • カラオケ倶楽部:9月28日(金)18時半〜 西新橋「倶楽部エル」
  • 株式投資塾(昼間編):10月9日(火)16時〜 イカス事務所
  • 株式投資塾(夜間編):10月16日(火)18時半〜 イカス事務所
  • カラオケ倶楽部:10月18日(金)18時半〜 西新橋「倶楽部エル」今回は第3金曜日
  • 輪・和・話の会:10月22日(月)15時〜「賢い相続と上手な遺言」イカス事務所
  • シネマ倶楽部:10月24日(水)15時〜 有楽町近辺、懇親会開催

*尚、11月24日(土)18:30から下期交流会を開催します。

◇ ◇ ◇

 

  1. イカスでは会員制度として「一般会員」と「投資クラブ会員」があります。
    一 般 会 員」‥‥ 会費無料。「活かす通信」ほか各種イベント・セミナー等の案内
    投資クラブ会員」‥‥ 年間運営費36,000円。一般会員サービスに加えて投資クラブで専門情報を受けて実投資に参加できます。
    ※まずは、多くの方に一般会員への登録で第一歩を!イカス事務所にご連絡いただき登録をお願いします。
  2. メルマガ配信登録、アドレス変更、配信解除連絡は以下のメール(またはファクス)にてお願いいたします。
    info@toushi−club.com
  3. より高度な具体的な銘柄選びは週間有料メルマガを活用ください。
    週間有料メルマガ:年間24,000円 毎週日曜日配信です。
    お申し込みは、以下のメール(またはファクス)にてお願いいたします。
    info@toushi−club.com

◇ ◇ ◇

【活かす通信】

発行人:特定非営利活動法人イカス www.toushi-club.com

*当メールマガジンについてのご意見は以下のメールにてお願いいたします。

メール:info@toushi−club.com 

電話:03-3432-5859 FAX:03-3432-5869

発行責任者:林 孝 男