2018年11月22日
(バックナンバーはこちら

ICAS通信 137号

「季節は冬の入り !! 」

あっという間に1年が過ぎようとしています。月が変われば何かと気ぜわしい年の瀬、12月7日には「立冬」を迎えることになっています。暦の上では、早や秋から冬へ。日差しは短くなり初雪の報せも届くようになりました。

世界の情勢も米中貿易戦争の勃発以来、自国中心の思想が世界に蔓延しつつあるようにも見えます。「冬の入り」を予感させるのではないかという思いが脳裏を掠めます。実現に至らないことを祈って止みません。

投資環境も不安感が増幅され乱高下が続いています。イカスの投資クラブ投資勉強会を是非有効活用いただき、慎重な判断を導く一助としてご活用いただければ幸いです。

イカスでは投資クラブ、投資勉強会の他、企業見学会、シネマ倶楽部、カラオケ倶楽部、ゴルフ倶楽部など、幅広いコミュニティーの組成にも力を注いでおります。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

 

目 次

  1. 鎌田留吉レポート   『孫正義氏の落日』
  2. 株式相場展望      株式相場の展望
  3. 株式投資力クイズ問題  株式投資力クイズ問題
  4. イカスからのお知らせ  イカスからのお知らせ

1. 鎌田留吉レポート

『孫正義氏の落日』

千葉の県人 鎌田 留吉

運の良い人に近づけ」とは多くの「出世した人たち」の口にすることである。しかし、私は途中で凋落していった多くの人を見ているので、むしろ「福運の尽き切ったひとからは逃げろ!」「逃げて、逃げて、逃げまくれ!」ということを思っている。彼らはブラックホールのように人々を巻き込む。

ソフトバンクグループ(9984)が、保有する携帯電話会社ソフトバンク(9434)を愈々上場させる。親子上場の弊害や、上場以後も60%以上を保有し続けるという、孫氏(写真上=ウイキペディアより)が育ったアメリカでは決して容認されない上場形態であることは百も承知の上のことだろう。

しかし、予め定まっていたスケージュールであるとは言え、余りにもタイミングが悪過ぎる。

  1. 先ず彼が運用指図するソフトバンク・ビジョン・ファンド(以下SVFと記す)の最大の出資者であるサウジアラビアのムハンマド皇太子(写真右=ウイキペディアより)に新聞記者カショギ氏殺害指示の疑惑が沸き起ってしまった。これでサウジからの追加出資は無論、他の共同出資者も二の足を踏むに違いない。皇太子は石油代金の何十年分を先取りして、サウジアラビアの近代化を急がせる目的で国営石油会社「サウジアラムコ」の上場を数年前から計画していた。その期限は2018年とされていたが、今その話をする人はいない。つまり、皇太子の幸運も今や瓦解しはじめているのだ。
  2. 携帯電話会社の高収益を長らく支えていた電話料金について、菅官房長官が異議を唱え携帯電話会社の株価が大きく下げた環境下の上場であることである。よりによってだ。
  3. 2017年半ばからスタートしたSVFの投資先はAIやロボット並びに半導体等先駆的、正に夢想的な企業群が多いのだが、それら企業群の「理想買い」は明らかに2018年で大天井を付けたと思われる。今年前半にナスダックの上昇を牽引したFANGと称される企業群が雪崩を打って崩落していることはご承知のことだろう。AIやロボットはまだこれからだという人がいることだろうと思う。

しかし今を時めくIT企業群が、その「理想買い」でナスダック市場を暴騰させ5048ポイントをつけたのは2000年3月のことなのだ。その後2002年に1000ポイント台まで下げ、「現実買い」が「理想買い」を上回り、再び5000ポイントをつけたのは2015年のことだった。丸々9年以上上昇しつづけたアメリカの株価はこれから長期の停滞に陥らざるをえないと考えている。つまりSVFは高値つかみした株式をかかえて長い氷河期を暮らすことになる。サウジアラビアの出資の多くは貸付でしかも高利であると聞く。

自分の先見性に溺れた孫氏の落日が明らかに始まったと言えるのではなかろうか?

2018.11.20 記

(今月は「今月の推薦映画」に代わり「株式相場の展望」を掲載します)

2. 株式相場展望

 

イカス専務理事 望月純夫

2018年10月5日の高値24,448円は27年ぶりのことでした。

その後、一斉に26,000円説が流れましたが、何と翌日から曇りのち雨、豪雨となり10月26日の安値20971円まで3477円の下落、下落率は14.3%に達しました。今年1月26日の高値24,129円から3月30日の20,347円までの下落よりもスピードも下落幅・率も大きいものとなりました。

比較可能な下落幅・率は、2015年12月14日の高値20,012円から翌年2月12日の安値14,865円までの下落で下落率は25.2%です。底打ちは同年6月24日の安値14,864円のダブルボトムでした。チャイナショックとイギリスのEU離脱が大きな要因でした。

今回の下落要因は今年2月同様に米金利の上昇と中国に対する報復関税問題です。今回のケースも同様な条件の上に、行き過ぎた米IT・半導体関連株が考えられます。世界的な景気減速を織り込む動きとなると、今回の調整は2カ月程度では終わらず5~6カ月ほど続く可能性があります。

3.株式投資力クイズ問題

厳しい投資環境の時期程勉強が必要となります、さて、今月のクイズです。

各質問のお答えください(答えは最下段にあります)。
1:米で最初に時価総額が1兆ドルを超えた企業は?
2:世界で最初に時価総額が1兆ドルを超えた企業は?
3:日本で一番時価総額が大きい企業は?
4:東証マザーズで一番時価総額が大きい企業は?
5:日経平均株価に対する寄与度が大きい企業は?
6:総合ディスカウント店を展開する売上高1兆円を目指す企業は?
7:携帯電話大手3社に参入する新興勢力は?

お知らせ

12月度イベント: 

 

  • 下期交流会:11月24日(土)18時〜 半蔵門いきいきプラザ「る・ぴあの」
  • シネマ倶楽部:11月28日(水)15時半~「 ボヘミアンラプソデイー」TOHO日比谷シャンテ        懇親会開催
  • 株式投資塾(昼間編):12月11日(火)16時~ イカス事務所
  • 株式投資塾(夜間編):12月18日(火)18時半~ イカス事務所
  • カラオケ倶楽部:12月21日(金)18時半〜 西新橋「倶楽部エル」今回も第3金曜日

◇ ◇ ◇

 

  1. イカスでは会員制度として「一般会員」と「投資クラブ会員」があります。
    一 般 会 員」‥‥ 会費無料。「活かす通信」ほか各種イベント・セミナー等の案内
    投資クラブ会員」‥‥ 年間運営費36,000円。一般会員サービスに加えて投資クラブで専門情報を受けて実投資に参加できます。
    ※まずは、多くの方に一般会員への登録で第一歩を!イカス事務所にご連絡いただき登録をお願いします。
  2. メルマガ配信登録、アドレス変更、配信解除連絡は以下のメール(またはファクス)にてお願いいたします。
    info@toushi−club.com
  3. より高度な具体的な銘柄選びは週間有料メルマガを活用ください。
    週間有料メルマガ:年間24,000円 毎週日曜日配信です。
    お申し込みは、以下のメール(またはファクス)にてお願いいたします。
    info@toushi−club.com

◇ ◇ ◇

【活かす通信】

発行人:特定非営利活動法人イカス www.toushi-club.com

*当メールマガジンについてのご意見は以下のメールにてお願いいたします。

メール:info@toushi−club.com 

電話:03-3432-5859 FAX:03-3432-5869

発行責任者:林 孝 男

【株式投資力クイズの答え】

1:アップル 2:中国石油 3:トヨタ 4:メルカリ 5:ソフトバンク 6:ドン・キホーテ 7:楽天