★★★株式投資勝利の方程式★★★ 巻頭言(ヒット映画より)ラジオ日経出演は2月10日です。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆『ビッグ・アイズ』は、米国美術界を騒がせたゴーストペインターの実話で、ファンタジー世界を得意とするティム・バートン監督が手掛けています。同監督が実在の人物を取り上げるのは「エド・ウッド」以来のことです。今回は監督自身がビッグ・アイズの大ファンであり、存命の画家マーガレットとも知り合いとのことで、いつもの毒血は少なく、正攻法の映画です。アダムスとヴァルツ、バートン組初参加の俳優が好演しています。シングルマザーのマーガレットは日曜画家のウォルターと結婚し、2人それぞれの絵を売ろうとしますが、売れたのはマーガレットの描く独特のビッグ・アイズでした。ウォルターは絵の作者は自分だととっさに偽り、その後も妻に絵を描かせウォルター策として売りまくります。1950年代から60年代にかけて、大きくて悲しげな瞳の子供を描いた絵ビッグ・アイズシリーズは世界中で大ブームを巻き起こしました。シングルマザーハリウッド・セレブにも愛されたこれらの絵の作者のウォルター・キーンは、一躍ポップ・アートの寵児になりますが、実は絵の作者は内気な性格の妻マーガレットです。ウォルターの言われるままに絵を描き続けるマーガレットでしたが、自分が唯一感情表現できる「ビッグ・アイズ」を守るため、遂に真実を告白する決意をします。当時は、まだ女性の社会進出が難しい時代とはいえ、嘘に嘘を重ねるウォルターの長けた商才や、最初の段階で真実を主張しないマーガレットにも問題があります。また美の基準が評論家の一言でコロコロ変わるあやふやな世相など、あらゆるところにトラブルの種があります。この面白さは、このゴーストペインターのお話が、お堅い芸術論ではなく、ちょっと歪んだ夫婦論としてブラック・コメディ的な展開を見せることです。夫に支配される男運の悪い妻、口八丁で嘘を重ね誇大妄想となる夫は、いわば共犯関係にありながら対立しながら裁判にまでもつれこみます。その裁判の様子は、爆笑モノです。繊細な妻を演じるエイミー・アダムズもいいのですが、卑劣なのにどこか笑える夫を演じたクリストフ・ヴァルツの怪演が見ものです。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1177銘柄、値下がり561銘柄と値上がりが優勢です。騰落レシオ(25日)は107.2、騰落レシオ(10日)は154.2です。昨年11月5日の高値時点の騰落レシオ(10日)は213.2、11月25日の騰落レシオ(25日)は145.9です。ただし、日経平均の高値は12月8日の18,030円で、騰落レシオのピークは日経平均高値を付けるまでの通過点に過ぎませんでした。東証1部の売買代金は2兆7545億円と5営業日連続で活況の目安となる2兆円を上回りました。業績が明暗を分け、3Q営業益利益が過去最高益となった東芝、株式手数料の増加と自社株買いが好感された野村HD、株式売却益に加えて広告代理店事業やゲーム事業がけん引き役となり1Q大幅増益のサイバーA、ANAグループの新制服を受注生産する青山商事等が買われました。一方、ジェネリック医薬品の浸透で今期下方修正のエーザイ、アリババ株急落で保有資産の目減りを嫌気されたソフトバンク、パブリック部門に前年好調の反動で減益決算となったNEC、野村が格下げしたアンリツ、3Q好成績ながら想定線でインパクトに欠け売られたオムロン等が売りサイドとなりました。日経平均を構成する銘柄の1株当たり利益は1136円です。1月30日のNYダウが251ドル安となっているだけに、2月2日(月)も荒れたスタートとなりそうですね。1月は17,408円で始まり1月30日は17,674円で終わり、陽線のスタートとなりました。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 2012年、2013年、2014年のNYダウの調整は、2012年5月1日13,279ドルから6月4日の12,101ドル(下落率8.9%)、10月5日n13,610ドルから11月15日の12,542ドル(下落率7.9%)、2013年12月31日16,576ドルから2014年2月3日の15,372ドル(下落率7.3%)、2014年9月19日の17,279ドルから10月16日の16,117ドル(下落率6.8%)、12月26日の18,053ドルから1月30日引値17,164ドル(下落率5.0%)です。期間的、下落率から見ると、もう少し調整幅・調整期間がありそうですが、今週には値幅終了が終わるかと思います。GDP成長率が鈍化したことによる急落ですが、個人消費は好調であること、GDP成長率の鈍化は6月予想の金利引き上げの先送りもあり、必ずしも下落が長期に及ぶとな考えにくいところです。決算発表の状況を見る限りは18,000円を超えても良いところですが、2月の2日が安く始まるとなると、もみ合い離れは4日のADP米雇用統計、6日の雇用統計まで待たなければなりません。国内的には日銀のETF買い(1月は3443億円)や良好な企業決算からの押し目買いが入っており、下値不安は少ないものの、昨年来高値(18,030円)を一気に抜き去るにはエネルギー不足です。国内経済指標では目だったものはなく、企業決算を中心とした個別物色が繰り広げられそうです。市場を上回る増額修正や自社株買い取得枠の設定、増配等の好材料が揃えば全体の相場地合いを明るく可能性も十分あります。原油価格が45ドル割れから48ドル台乗せは、一転して売り筋の買い戻しが加速するかもしれません。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 2014年に続き2015年相場も、大発会安のジンクスとして昨年来の難しい 局面が続いています。今年も一転の曇りもない晴れやかな地合いは、簡単 に望めそうもないムードです。それだけに相場が一気に過熱する可能性は 少ないとも言えます。原油価格の下落は資源大国ロシアを中心とする産油 国経済へのダメージ、シェールガス開発企業や資源開発企業の収益悪化が くすぶっています。日本の総合商社も、掘削設備や鉱山権益の減損処理を 通じた企業会計上の下押し懸念、それらの企業が発行する格付けの低い 社債のクレジットリスクの心配も浮上しています。一方、タイ、フィリピ ン、シンガポール、インド、中国の様にアジアの新興国には原油価格の 下落はプラスの効果をもたらします。世界銀行に続きIMFも世界経済見通 しを下方修正をしたばかりですが、もう少し原油価格の下落のプラス面を 前向きに評価しても良いかと思います。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 内容については万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でなさるようお願いいたします。ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は、下記までお願いいたします。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ |