株式投資力検定試験
イカスでは、2015年度から新たに「株式投資力検定試験」制度を実施いたします。
これは既に実施されている、カナダ検定や京都検定のように、特定分野、即ち株式市場投資に関する専門知識の深さをテストして、3級、2級、1級、師範の認定を与えるもので、合格者にはNPO法人イカスが「認定書」を発行いたします。
また、「株式投資力検定試験」合格を支援するための、テキスト発行、セミナー開催等を実施して参ります。この機会に、イカス会員だけでなく株式に関心をもつ多くの方々に、専門知識を所持した認定資格を取っていただきたいと存じます。
【評価基準】
資格は以下の基準で評価いたします。
- 3級:基礎的知識
60分の筆記試験(問題40問) - 2級:実践的知識
90分の筆記試験(問題70問) - 1級:応用力、現実市場での好成績
120分の筆記試験(問題40問)小論文、過去2年間の運用実績 - 師範:指導ができる水準
120分の筆記試験(問題20問)論文、過去3年間の運用実績
【テキスト】
今後、テキストを充実させていきますが、以下のような内容を検討しております。
問題例 1:
- 人気のヨーグルトの発売元は?
1.森永 2.グリコ 3.雪印メグミルク 4.明治 - 人気のヨーグルトの商品名は?
1.LG21 2.Bifix 3.R1 4.BIO - 以下の中で現在株価が一番高い会社は?
1.グリコ 2.ヤクルト 3.明治 4.森永 - ポカリスエットを販売している会社は?
1.伊藤園 2.サントリー 3.大塚製薬 4.キリン - 十六茶を販売している会社は?
1.キリン 2.伊藤園 3.サントリー 4.アサヒ - 銀あん、銀だこを運営している会社は?
1.アークランドサービス 2.エーピーカンパニー 3.ホットランド 4.ダイヤモンドダイニング - 上場していない会社は?
1.ヤクルト 2.タカナシ 3.グリコ 4.なとり
問題例 2:
例題1.
オハマの賢人といわれるウオーレン・バフェットがしてはいけないと言っているのはどれか?
- 自分の頭で考えること
- 経済情勢の予測をすること
- 会社の研究をすること
- 長期的に投資すること
例題2.
本間宗久が次のことを言っているが、空欄にはいる言葉はどれか?
「米商い( )大切なり、( )悪しきときは決して(決まっての意味)手違いになるなかれ」
- 利食い
- 買値
- 踏み出し
- 売り時
例題3.
本間宗久が次のことを言っているが、空欄にはいる言葉はどれか?
「不利運の節、売り平均買い平均(ナンピンのこと)、決してせざるものなり。思いいれ違いの節は、早速( )4〜50日休むべし」
- 利食い
- ドテンし
- 現引きし
- 仕舞い
例題4.
ジュージ・ソロスの相場哲学に合致するものは次のうちどれか?
- 市場は合理的である
- 市場は均衡値に向っている
- 金融市場は常に正しい
- 金融市場は常に間違っている
例題5.
相場格言に合致する組み合わせはどれか?
天井( a) 日、 底 (b) 日
- a 千 b 百
- a 百 b 千
- a 三 b 百
- a 百 b 三
例題6.
景気の相場師といわれた是川銀蔵は当初株式投資で生活するために「カメ三則」という規則を設けた。それに該当しないものはどれか?
- 銘柄は水面下にある優良なものを選んでいってもつこと
- 日経新聞を隅から隅まで丁寧に読むこと
- 経済・相場の動きからは常に目を離さず自分で勉強する
- 過大な思惑はせず、手持ち資金の中で行動する
例題7.
カーネマン教授が提唱する「プロスペクト理論」というのは要するに「人間には利益をなるべく a( )したい一方、損失は b( )したいという傾向があることである」
- a 先送り b 早期実現化
- a 早期実現化 b 先送り
- a 多く実現化 b 少なく実現化
- a 少なく実現化 b 多く実現化
(例題以上)